Iroha

「いろはのイロハ」最新情報。

December 6, 2024

【テナント】酒田観光物産館「酒田夢の倶楽」

いろは蔵パークのお店

酒田観光物産館「酒田夢の倶楽」

酒田観光物産館は、1917年(大正6年)、現在の酒田市役所の場所に「飽海郡立物産陳列館」として開館しました。その後、名称を酒田町物産館や酒田市物産館に、場所も下内匠町(しもたくみまち)にあった清水屋デパートや旧産業会館へと移しながら営業を続けてきました。2004年には山居倉庫へ移転し、2棟を活用した「酒田夢の倶楽」として酒田の観光と物産のプロモーションを担ってきました。

2025年、山居倉庫から徒歩3分ほどのいろは蔵パークにその居を移し、新たな観光物産館へと生まれ変わります。

Q.新しい観光物産館はどのような内容になりますか。

「オール酒田」を基本とした、いいもの、うまいものを紹介し販売するお店になります。今までと違うのは、観光で訪れた方々だけではなく、地元の皆さんからも酒田のいいものをあらためて知っていただいて、「私たちのまちはやっぱりいいな」と愛着が高まる、誇りの持てる品ぞろえのお店にしたいと思っています。

現在の「夢の倶楽」

Q.酒田のいいものがそろうセレクトショップですね。地元民にも新鮮な楽しみがありそうですが、これまでと変わるところはありますか。

新たに二つのチャレンジを行います。一つは、小さなコーナーではありますが、酒田産のフルーツや野菜など農産品を販売します。味や見た目はもちろん、地物という安心感や生産者のこだわりも発信して、多くの市民の皆さんからリピートしてもらいたいと思っています。二つめは企業ブースの設置です。酒田観光物産協会の会員に出店を募り、菊池菓子舗さん、コメル(カムコミュニケーションズ)さん、酒田米菓さん、菅原鮮魚さん、田村牛乳さん、平田牧場さん、プティポアンさんという7社の専用ブースを設けます。試食や新商品の企画開発、新たな設備導入など、企業ブース参入各社の高い意欲を感じています。

“酒の田んぼ”の酒田なので、酒と米には当然力を注ぎます。酒はコイン式試飲サーバーを2台設置し、12種類を飲み比べながら、お好みの酒を選んでいただけます。また、米どころの商品として、つや姫、雪若丸、はえぬきを2合ずつ組み合わせた庄内米のアソートセットを販売します。他にも加藤木工さんの「ねこけし」の絵付け体験、小松屋又三郎さんの雛飾り菓子絵付け体験など、酒田の物産を体験として楽しんでいただける企画も考えています。

Q.イートインスペースは引き続き設置されますか。

はい。より地元のものに力を入れたメニューを考えています。特にソフトクリームは、酒田ならではの3種類を販売します。酒田市民なら誰もが知っている田村牛乳のソフトクリーム、炒った米粉が香ばしいつや姫ソフトクリーム、鳥海山の中腹・標高500メートルの牧場で生産される生乳で作った鳥海高原ソフトクリームという、3つの味の食べ比べができます。また、現在も限定販売で好評の庄内砂丘メロンを使った「メロメロメロンジュース」、浜中産イチゴを使ったフローズン、メロンや洋梨などのカットフルーツも考えています。寒い時期には川南産サツマイモの焼き芋も販売します。

観光のお客様はもちろんですが、市民の皆さんからも「やっぱり酒田(さがだ)のものはンメの~」と、あらためて感じていただきたいと思っています。

Q.“酒の酒田”を味わえる場所ができるのはうれしいことです。“観光”を冠した物産館として、どのような役割を持っていきたいですか。

観光面で酒田という土地を発信しながら、物産を通して、酒田観光物産館への納入業者のみならず、原材料の製造元や製造機器メーカー、さらには包装といった、商品に関わる市内関連企業への幅広い受益、経済効果を出していけたらと思っています。農産品でも、異常気象や後継者不足など農業を取り巻く情勢が大変厳しい中で、おいしいと食べてもらえること、売れることが、作物をつくる喜びにつながってくれたらいいなと思っています。

現在でも酒田にお出での観光客の多くは、まず山居倉庫へ立ち寄ります。そういった方々をいろは蔵パークへと誘導し、ここをハブにして市内の各観光施設を回っていただきたいと思っています。

新しい酒田夢の倶楽には、イートインスペースのすぐ横に、幅3.6メートルの大きな観光マップを設置します。ソフトクリームを食べながら、「次はどこにいこうか」「何を食べようか」なんて計画してもらえたらいいですね。

いろは蔵パークにはいくつかのお店が入って、異なる客層が集まります。それは新しいニーズを生みますから「いろは蔵さ行ぐど、いろいろあるよ」という場所になるはずです。それが私たちも楽しみなところですし、観光客のみならず、多くの市民、特に若い人たちや学生、子どもたちからも来てもらえるお店にしたいと強く思っています。

一般社団法人酒田観光物産協会

理事兼酒田観光物産館開設準備室長

小松原毅さん

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