いろは蔵パークのお店
キッチンスタジオ「iGot(イゴット)」
酒田のライフラインを支えている酒田天然ガス。
地域貢献を掲げる事業の一環としてクッキングスペースを設け「ガスのある暮らし」と地産地消を提案してきました。
その実績と経験から、市民の生活により根差したキッチンスタジオを新設します。
Q.以前のクッキングスペースは、貴社内やマリーン5清水屋に設置して、さまざまな講師を迎えて料理教室をされていました。しばらく休止していましたが、いろは蔵パークで再開を決めたいきさつをお聞かせください。
ガスの魅力を伝えるために料理教室を始めましたが、酒田・庄内の有名シェフを中心に講師をしていただいたことで、主催者である私たち自身、地元のおいしいものの魅力に気がついて、もっと酒田を知りたい、もっと酒田を伝えたいと思うようになりました。
料理を学べるだけでなく、人と人とが出会う場所になっていたようにも思います。清水屋さんが閉店して教室ができなくなった後も、受講者の方から再開を望む声をいただきました。私たちも方法を模索していたところ、いろは蔵パークができると聞いて、地域活性化をコンセプトにした施設とのことで、私たちがしたいこと、庄内と酒田の食の魅力をPRする場所にぴったりだなと。酒田が元気になるきっかけの場所になればと出店を決めました。
Q.誰でも参加できる料理教室として好評でしたが、以前との違いがあれば教えてください。
地元食材の良さを知っていただく料理教室を開催することに変わりはありませんが、新たにレンタルキッチン、レンタルスペースとしての貸出利用も考えています。子ども会やスポ少、部活動といった仲間同士の集まり、キッチンを使った食事会などに気軽に利用していただきたいです。
料理教室の食材は同じ施設にあるト一屋さんなどで調達する予定です。参加者の皆さんからは帰りにト一屋さんで同じ食材を買っていただいて、家庭でも作ってご家族に食べていただくというのが理想です。無印良品さんやカルディコーヒーファームさんの商品も使った企画も考えていますし、酒田はお酒も有名なので、試飲会のイベントがあれば、キッチンで料理人さんからおつまみを作ってもらうなんてできたらいいですね。
Q.キッチンスタジオはお店とお客様の交流の要になりそうですね。
飲食店営業許可も取得しますので、飲食店さんの調理や販売にも使っていただくことも検討しています。市民の皆さんとお店との出会いの場になればうれしいですね。飲食店さん以外でも出店を考えている方など、新しいことに挑戦したい方の後押しとなる場になればとも思います。
Q.飲食店さんのポップアップや、六次産業のショーケース的な発表の場にも利用することもできるんですね。
そうですね。人が集まる場所ですし、スタジオはガラス張りなので「何かしてるな」と見ていただける環境を生かして、常に何か新しいことを企画していきたいです。
Q.「iGot」という名前にはどういった想いが込められていますか。
「行こうっと」の庄内弁訛りで「行ごっと」です。気軽に立ち寄っていただける場所にしたいということで。GはガスのG。またI getの過去形から、料理教室に来て何かを得て帰ってほしいという意味も含んでいます。
Q.キッチンスタジオは施設内唯一の参加型の場で、用途が広がりそうで楽しみです。地域の皆さんにメッセージをいただけますか。
キッチンスタジオは、地域密着、地域活性化がコンセプトです。料理教室を通して、地域食材のPRも含め酒田を紹介する、酒田を盛り上げる、そのお手伝いをすることが一番の目的であって目標です。市民の皆さんやいろは蔵のお店の方々と交流を深めて、アドバイスやご意見をいたただきながら、一緒にこの場をつくっていけたらと思っています。たくさんの方と出会える場にしていきたいです。